ManabeLab

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CHI2026にて,デモ発表を行いました(M2石原・M1森岡)

M2の石原です. 2026年4月13日から17日にかけてスペイン・バルセロナで開催されたCHI2026にて,私とM1の森岡がデモ発表を行いました. 私は東京科学大学D1の宮崎さんと共同研究成果を発表しました.

私の発表では実際にデモ機を動作させ,来場者に立体映像へ直接触れるインタラクションを体験していただきました. 初日から非常に多くの方にお越しいただき,宮崎さんと協力して,さらに共同研究者である東京科学大の宮藤先生にもご助力いただいたことで,4日間のデモ発表を無事に終えることができました.

当日の発表の様子(石原1)当日の発表の様子(石原2)

森岡くんのデモでは,目が光るスタンフォードバニーや,印刷した電子回路を使ったLチカ,はんだを使った印刷の実演などを行い,多くの来場者の関心を集めていました.

当日の発表の様子(森岡1)当日の発表の様子(森岡2)

初めての国際会議参加であり,英語での発表ということで不安も大きかったですが,トップレベルの研究者との交流やレベルの高い発表に触れたことは私にとって非常に良い刺激となりました.

CHIのモニュメントと森岡・石原・真鍋先生会場の様子

発表した内容は以下の通りです.

研究概要

DIM3: Display as an Interface Medium to Three-dimension with Swept a Bending-Plastic-Plate

ボリュメトリックディスプレイは,三次元映像を裸眼で多人数が同時に観察できる表示方式です. しかし,従来手法では立体映像に直接触れられるものは限られており,触れた位置で十分に強い物理的反力を返せるものは存在しませんでした. そこで本研究では,適度な曲げ弾性をもつ1枚のプラスチック板をたわませるように往復運動させるボリュメトリックディスプレイ「DIM3」を提案します. DIM3では,板の位置に合わせて断面画像を連続投影することで三次元映像を表示し,指先との接触によって反力も提示します. これにより,立体映像に素手で直接触れて操作することを可能にしました.

MetAct: Fabrication Technique for Interactive 3D Objects Using Low-Melting-Point Metal Extrusion on Standard FDM 3D Printers

3Dプリンタの普及により,個人でも簡単に3Dオブジェクトを作成できるようになっている. しかし,それらのオブジェクトはインタラクティブな機能を持たない静的な物体である. 家庭内で実用的なオブジェクトを作成するには,インタラクティブな機能を持つことが不可欠であり,電子回路を組み込む必要がある. 本研究では,FDM 3Dプリンタから低融点金属を押し出し,3Dオブジェクトに直接電子回路を印刷しインタラクティブな3Dオブジェクトを作成する手法,MetAct を提案する. MetAct は未改造の3Dプリンタで,高導電かつはんだ付け可能な電子回路をオブジェクトに直接組み込むことができる. いくつかの実装例から,提案手法はインタラクティブなオブジェクトを作成できることに加え,金属3Dプリントなどの幅広い応用可能性が示された.

おまけ

最終日に少しだけ観光する時間があり,カサ・ミラ,カサ・バトリョ,サグラダ・ファミリアを見学しました. 開催地ならではの文化や雰囲気に触れることができ,研究発表とはまた異なる面でも多くの刺激を受けました.

カサ・ミラを訪れた森岡・石原・真鍋先生カサ・バトリョ
サグラダ・ファミリアの前でサグラダ・ファミリアを見上げる
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