ManabeLab

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SUI2024/VRST2024でデモ/ポスター発表を行いました(M2下田・野原・大瀧・M1國枝)

SUI

M2の下田です.2024年10月7日~2024年10月9日にかけて,ドイツ・トリーアにて開催されたSUI2024にM2の下田,M1の國枝がデモ発表,M2の大瀧がポスター発表を行いました.

まず,学会開催日の前日にトリーアに到着してトリーア観光を行いました.
西ドイツの最西端なので,落ち着いたヨーロッパの風景が見れました!

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1日目のデモ発表では海外の参加者の方々と自分の研究についての議論を行い,デバイスの改良案や新しい使い方のアイデアなどを得ることができました.面白い考え方をする方が多く,とても新鮮でした!

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Coffee BreakやLunch Breakでは参加者と研究の話だけでなくドイツの観光地の話や住んでる国について雑談もしました.「とりあえずカリフォルニアは最高」だそうです(`∀´)

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またSUI1日目の終わりにはワインセラーツアーが用意されており,トリーアのワインワイナリーの見学をすることもできました!
自分はお酒弱いのですが,それでも飲みやすくおいしかったです!酔いつぶれそうになりましたが…(笑)

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SUI2日目のポスター発表はM2の大瀧君がポスター発表を行いました.
ポスター発表はデモ発表と違いデモ機がないので,参加者とより深く話す必要がありますが,外から見て大瀧君は参加者と楽しく話せていたと思いました!
さすがM2…(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ

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参加者の中には日本人の方も多く,その方々と交流を深めることができました!
またどこかで会いたいです!!

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VRST

M2の大瀧です.SUI終了後のドイツ観光とVRSTについてご紹介します.
ドイツ観光ではケルンに赴いてケルン大聖堂やルートヴィヒ美術館などを回り,帰国日にはフランクフルト市街を散策しました.

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VRSTでは野原君がデモ発表を行い,発表がない日は他の大学や企業の方の発表を聴講しました.
大瀧と下田君が野原君の発表のサポートをして,来場された方にデモを体験していただき,多くの方に関心を持ってもらえました.
野原君は,発表の練習不足からHMKの真価を十分に伝えきれなかったことを悔やんでいましたが,今後の成長を見据えた学びとなったと思います.
また,学会では珍しく,参加者全員でのワークショップが行われました.
普段であれば話す機会が少ない海外の著名な教授陣の方と同じグループで緊張しましたが,フリートークの時間に自分の研究について語ることができる大変貴重な機会となりました.

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研究概要

FreelForce: Reel-type Force Feedback Device with HMD for Smooth and Quick Transitions(下田)

VRの没入感を高めるために,多くの触覚提示デバイスが提案されている. しかし,VRにおいて触覚提示は必ずしも必要ではなく,パススルーモード時にユーザが素手で物理的な物体に触れようとすることもある. 我々は,HMDとリールストラップを組み合わせることで,ハンズフリー状態から触覚を体験できる状態へのスムーズで素早い移行を可能にするデバイス 「FreelForce 」を提案する. VR/MRと日常生活の混在環境における入力機能を拡張し,本手法のデザイン空間を探索するために,3種類のアクセサリとアプリケーションを実装する.

Hybrid Input Technique for VR Combining Head Mounted Keyboard with Head Pointing(野原)

Head Mounted Keyboard(HMK)は,Head Mounted Display(HMD)に物理的な分割キーボードを取り付ける文字入力方式. 多くのPCユーザーが持っているタッチタイピングスキルを活用することで,高速な文字入力を可能にしている. しかし,HMKによる数字入力は,キーボードが見えないため,困難である. 私たちのソリューションは,HMKとヘッドポインティングを組み合わせたハイブリッド技術である. この技術では,文字はHMKで入力し,数値入力は仮想キーボードへのヘッドポインティングを使用する. タイピングタスクの実験では,提案手法は従来の代替手法を凌駕した. 提案手法の応用空間を探るために,いくつかの応用例を実装した.

A Nail-tip Device for Gesture and Force Input(大瀧)

マイクロジェスチャは,小さな動きで他者に気づかれずに入力できる点で注目されている. 先行研究では,指先が覆われるタイプのデバイスや力を検知するデバイスなどが提案されていたが,指先を使う日常の動作に支障をもたらしたり,意図しない入力(ミダスタッチ)が発生しやすい問題がある. そこで本研究では,指先のタッチと力の強弱を組み合わせたジェスチャ入力と力による連続入力が行えるネイル型のデバイスを提案する. 爪の先端のみに装着するので,他の作業時もデバイスを装着したまま使用できる. ジェスチャ入力の識別精度とデバイス装着時のミダスタッチの発生する動作を調査し,さらに提案デバイスを用いたアプリケーションを複数提示した.

OSIRITap: Whole-Body Interface that Recognizes Tap Input Using Only an HMD and Wrist-Mounted IMUs(國枝)

仮想現実と複合現実(VR/MR)技術は近年,ジェスチャー認識とモーション・トラッキングを強化している. 身体の表面を利用したインタラクションはシステム入力のために広く研究されているが,入力領域の制限やカスタマイズされた高価なデバイスの必要性に悩まされている. 我々の提案するOSIRITapは,HMDと手首に装着したIMUのみを利用して,フルボディのタップ入力を実現する. 手が視野(FoV)内にあるときはHMDで,手が視野外にあるときはHMDとIMUを組み合わせて,全身と手のトラッキングを行う. 実験により,この技術が身体の様々な部位のタップを認識できることを確認した. さらに,我々のアプローチの有効性を示すために,2つのアプリケーションを実装する.

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